ピッケルを新調しました

2018年2月11日

ピッケル

こんにちは、山歩(@sanpo_yamaaruki)です。

前シーズンの雪山は、6本爪のアイゼンで登っていました、まだ雪山初心者で6本爪のアイゼンで登れそうな山を選んでいたのですが、シーズンの終わり頃には、ストックやピッケルの必要性を感じ、購入を検討していましたが、やっと購入しました。

なぜピッケルが必要なのか?

雪山を歩いているとバランスを取るために杖がほしくなります。積雪が少なければトレッキングポールにスノーバスケットを付けたものでいいと思うのですが、雪の斜面を歩いているとバランスを崩すと危ないな〜と感じる場面がありました。

・雪面歩行時の杖として
ヘッドの部分を持って、トレッキングポールと同じように雪面に刺しながら、杖として使用し、バランスを確保します。ただ現在ではトレッキングポールの使用が普及したことで、どうしてもピッケルでならなければという必要性は低くなっているように思います。

・ホールド
強風や突風に吹かれたときにピッケルと共に体をかがめて耐風姿勢をとります。
足場が不安定な急斜面で、石突やピックを雪面に刺して、ピッケルを支持点とします。
つまずいた瞬間に雪面に刺して転倒を防ぎます。

仮に斜面でバランスを崩した場合、そのまま斜面を滑り落ちることになります。

・滑落時の停止
斜面や稜線(山の尾根)で転倒し滑り落ちてしまった時に雪面にピック(細く尖った刃の部分)を突き刺して滑り落ちる事を止めます。

ピッケルの選び方は

ショップに行くと形や長さの違うものがあって、どれを選べば良いのかわかりません。

 

ピッケルの種類としては、大きく分けて柄(シャフト)がまっすぐな物とカーブがついた物があります。

・柄(シャフト)がまっすぐな物

稜線を歩いたり、頂上を目指す冬山の一般的な縦走に使用します。

 

・シャフトに角度がついた物

急斜面や岩場や積雪のある稜線が混ざったルートに使用します。

 

・柄(シャフト)は短めで全体に曲がっている物

氷壁のクライミングに特化したピッケルです。

 

・長さ

シャフトの一番上を持ったときに石突の先がくるぶしくらいの位置にくる長さが一般的といわれています。
杖としての用途が中心の場合は長め、急斜面の登り下りが中心の場合は短めがお勧めです。

購入したピッケルは

今シーズンは、関西周辺の1,000m以上の山で練習する予定です。
来シーズン以降で少しずつ2,000m以上の山も視野に入れていますので、シャフトに角度がついたタイプにしました。

 

最近では、トレッキングポールと併用するため、シャフトの一番上を握って振り回したときに体に当たらない腕の長さぐらいを選ぶ人もいるのだとか、

あまりに短いものも不便かもしれないので、くるぶしよりは少し短いものを選びました。

グリベル GRIVEL エアーテックエヴォリューションT

・ピッケルリーシュ
ピッケルを落として無くさないように、体とピッケルをつなぐひもです。

肩からかけるたすき掛けタイプと、手首に付ける手首タイプがあります。

・たすき掛けタイプ
右手左手どちらでもピッケルを使うことができます。

グリベル(GRIVEL) スプリングリーシュベルト 

・手首タイプ

グリベル(GRIVEL) ニューロングリーシュ

 

・ 肩掛けと、手首タイプの併用

たすき掛けにカラビナが付いていて、手首タイプのリーシュをカラビナで接続して併用できます。

 

雪山でピッケルを無くすと命に関わるので、必ず用意してください。

・ヘッドガード・スッピッツェカバー

ピックやスピッツェは鋭利な刃物です。使用しないときは必ず専用のカバーを装着しましょう。

グリベル(GRIVEL) アックスガード GV-PJ049.22

PETZL(ペツル) U82003 ピックスパイクプロテクション

購入に迷ったピッケルは

ブラックダイヤモンド(BlackDiamond) レイブンプロ 50cm

山まで持ち運ぶときは危ないので専用のカバーなどを使って保護してください。

 

これでようやく雪山アイテムが揃いました!

滑落時に使用する時が来ないといいのですが、持っていても使えなければ意味がないので、

使い方を練習しに雪山へ行ってきたいと思います。

 

本格雪山装備「12本爪アイゼン」「ワカン」と「ピッケル」がそろいました。
まだ、ウェアは夏山装備で代用し靴は雪山用登山靴は無いんですけど。
本格雪山に向け、道具になれて生きたいと思います。

最後までご覧頂きありがとうございました。
明日もいい日でありますように。