雲仙普賢岳新登山道 妙見岳・国見岳・平成新山・普賢岳を巡る

2019年1月28日

普賢岳

雲仙普賢岳の新登山道は平成2年の普賢岳噴火に伴い警戒区域に指定されていたルートを2012年に新たに整備したもの。新登山道が開通したことにより、平成新山を間近に見ながら歩けます。

こんにちは、山歩(Sanpo)です。
今回は、2018年12月31日に長崎県の島原半島中央部にそびえる雲仙普賢岳を周回してきました。最高峰の平成新山をはじめ普賢岳、国見岳、妙見岳を歩きます。

国見岳に向かって

有料道路は8時から通れるのと一方通行なのでご注意下さい。

 

 


仁田峠の駐車場で準備を整えてます。


綺麗なトイレもあります。


時間が早いので空いてませんが、お土産物屋もあります。


ここからスタートです。


ロープウェイを使わずに、ロープウェイの横を登っていきます。


振り返ると駐車場が見えますね。

 


ロープウェイ山上駅につくとロープウェイが丁度動き出しました。


ロープウェイ駅屋上の山頂展望所より


妙見神社に到着


国見岳へ向かいます


道に張り出した木の枝が低くて通るのが大変でした。


遠く「平成新山」が見えます。


山上から噴煙が立ち上っているのでしょか?


うっすらと白くなってきました。


「吹越分かれ」から見える国見岳

 

雲仙普賢岳 国見分かれ
「国見分かれ」から国見岳へ向かっていきます。

 


国見岳を見上げると、かなり急な登りが続きそうですね。


山頂手前は霜柱ができていました。


国見岳の山頂に到着です。後ろには「平成新山」が見えます。


平成新山の山頂が見えました。


曇り空の中、光が射してきました。


今歩いてきた妙見岳から国見分かれが見えます。


鎖場も


登りで大きな岩を超えた所ですが、右側からの周り道がありました。


鎖を伝って登るか


迂回するか


国見岳から「国見分かれ」に戻ってきました。


一旦 「鬼人谷口」へ降っていきます。


分岐点では人が多く休憩していたので標識だけ。「鳩穴分かれ」から平成新山を登ります。


歩きやすい登山道を歩きます。


ツララが所々見られます。


少し歩くと西の風穴に到着。 少し開けて休憩もできます。


蚕の卵の保存に利用されていたとのこと。低温でふ化時期を調整し、必要な時に返送する仕組みでした。周りが寒いので冷たい風が吹いているのかわかりません。


見晴らしの良い所です。右側に「鷹岩」が見えます。


岩壁に垂直に根を張るヤマグルマ・・・ すごいね。


「北の風穴」に到着。


岩が柱のように割れています。温度の高い溶岩がゆっくりと冷えるとき規則正しい六角形の柱状節理ができるようです。


ここからの景色も良いものです。


鳩穴分かれに到着です


「鳩穴分かれ」からの大パノラマ 絶好の休憩スポットです。


「鳩穴分かれ」から「立岩の峰」へ向かいます。


鳩穴分かれの先には「鳩穴」と呼ばれる溶岩トンネルがありましたが、「平成の噴火」で埋まったようです。


石が階段状になっていて登り易くなっています。


立岩の峰へは道も狭く、傾斜がきつい登り道になります。注意して登りましょう。


大きな岩を右に曲がります。


こちらの道は警戒区域により立ち入り禁止との事


この一部分だけ真っ白です。


この穴から風が出ているような


立入禁止より歩きやすい道になります。


すぐ真横に「平成新山」を見上げます。


平成新山を間近で見られるのが新登山道の一番の楽しみです。今日は寒さで水蒸気が出ている回りも白くなっています。


鳩穴分かれから霜氷沢の分かれまでは一方通行です。


「立岩の峰展望所」へ


諫早方面の景色


展望所から平成新山を。

 

 


霧氷沢分かれに到着です。


霧氷沢に寄って見ます。


谷に沿って集まる風が、日当たりが悪く気温が低い霧氷沢で木の枝などに吹き付けられ、一瞬のうちに凍りつくことによって、霧氷観察に絶好の場所になったようです。

 


この先も通行禁止になっています。噴火前までは通れたようですが、目の前には溶岩が・・・


霧氷沢分かれに戻ってきました。


登山道の横に大きな石碑が建っています。


「秩父宮殿下御登山記念碑」だいぶ荒れていますが、しっかりと建っています。


振り返ると「平成新山」の山頂が見えます。


標識が立つ広場に出てきました。


ここのすぐ上が山頂です。


山頂は少し開けて休憩もできます。


普賢岳の山頂に到着です。「平成新山」を見ることができます。平成新山を間近で見たければ新登山道を歩くことをオススメします。

普賢岳 山頂


普賢岳・妙見岳一帯では、12月から3月初旬にかけて霧氷を見ることができるようです。


休憩に定番ですがカップラーメンです。寒い日に温かい食べ物はサイコー!です。


三角点にタッチ


山頂から見る景色は最高でした。


こんな、360度見晴らしのよい所で休憩も良いものでしょう。

あざみ谷から登山口へ


紅葉茶屋に向かって下ります。


少し滑り易くなっていてゆっくりと降ります。普賢岳から紅葉茶屋までの下りには急斜面の所が多く、ロープをつたって降りて行くところもあります。


紅葉茶屋に到着です。あずみ谷から登ってきた場合、ここから「鬼人谷口」に登って「鳩穴分かれ」へ、平成新山へは一方通行になっています。


紅葉茶屋からは歩きやすい登山道が続きます。

 


あざみ谷に到着。野鳥の水飲み場周辺では、美しい野鳥を観察できるほか、様々な花を楽しむことができるようです。

 

 


大きく開けた場所でベンチもあり、ゆっくりと休憩するにはオススメです。


休憩できるベンチも


六合目の標識を通ります。

 


鳥居をくぐるとロープウェイ駅が見えます。


本日見てきた平成新山もここから見えます。


雲仙ロープウェイ駅に戻ってきました。


仁田峠

普賢岳に登るだけなら、下山に使ったあざみ谷コースが登り易くオススメですね。実際小さな子供を連れた家族も登ってきていました。
今日は天気も良く、気持ちの良い山歩きがでしました。

最後までご覧頂きありがとうございました。
明日もいい日でありますように。

仁田峠循環道路について

仁田峠循環道路は夜間通行止めです。8:00~通行可能になるので注意してください。

霧氷が見れる季節は仁田峠循環道路の凍結・積雪により、通行止めになる場合があるようです。
最新の雲仙仁田峠循環道路の通行状況や雲仙ロープウェイの運航状況は雲仙ロープウェイWEBサイトでご確認ください。

妙見・国見・平成新山・普賢岳周回コース

仁田峠(35分)>>妙見神社(40分)>>国見岳(30分)>>鬼人谷口(35分)>>鳩穴分かれ(25分)>>立岩の峰(10分)>>霧氷沢分かれ(5分)>>霧氷沢(5分)>>霧氷沢分かれ(25分)>>普賢岳(15分)>>紅葉茶屋(35分)>>仁田峠
5,5km 5時間5分
※Yamakei Onlineより

雲仙岳(平成新山)の天気

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